2007年 02月 10日 ( 1 )

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『市民派議員になるための本』(寺町みどり著/上野千鶴子プロデュース/学陽書房)
6‐2 子どもをどう説得するか?/子どもはどうかかわるか?

 子どもというのはとてもデリケートなもので、「カオで笑ってココロで泣いて」ということがあるので、選挙のことはどんな小さな子どもにもチャンと話しましょう。いちばん最初にすることは「子どもにキチンと向きあって、あなたの立候補したい思いと理由を率直に伝える」ことです。これだけで賛成する子どもも多いので、夫よりは関係がこじれていないということでしょうか。
 どの家族もおなじですが、決心してから話すのが基本です。マサカ子どもに相談して反対されたらやめるという人はいないでしょうが、子どもに「やめてほしい」と泣かれるとつらいものです。小さな子どもの場合は、いないときの世話をだれがするかということが問題になりますが、大きい子どもが難色を示したときの説得はそんなにカンタンではありません。子どもは大人とちがう社会に生きているので、「なにしろ目立つことはしてほしくない」「親が選挙に出たら友だちにからかわれる」「親の関心が自分からはなれてしまう」といろいろ心配しています。
 なにを心配しているのか、子どもの意見をジックリと聞くことが大切です。それでも納得しなかったら、子どもとの関係を見なおすチャンス。あなたも親であるだけでなく、意思を持つひとりの人間であることを伝えましょう。でも、子どもにはまちがっても、夫に言うように「離婚してでも出る」「あなたより選挙がだいじ」などというようなタンカはきらないこと。子どもはとても傷つきます。
 じっさいの政治活動、選挙運動にはいると、子どもにかまけていられませんので、子どもとの関係でいろんな問題が起きてくることがあります。そういうことはあると予想して、なにか問題が起きたら、子どもがさびしい思いをしているサインだと受けとって、時間を見つけて子どもと向きあうことが必要です。子どもは、あなたの「自分に向きあう時間=愛情」であることを知っています。
 選挙運動を未成年者がすることは公選法で禁止されていますが、発送の手伝いや、事務仕事はできます。子どもは選挙に関係ないと思わずに、うまく仲間に引きこみましょう。自分で運動を見聞きすると、状況とたいへんさを理解し、あなたの仕事を減らそうと、食事をつくったり家事をしたり自分のことをするようになるでしょう。
 思春期の子どもに恥ずかしいと泣かれたら、「小づかいを倍にするから」という切り札がおススメ。わたしを含めて、これで成功した人は何人もいます。子どもって、デリケートであると同時に現実的なものです。わたしの場合は、小さい子どももたくさんいたので、ビデオを家で見られるように、フンパツして大きなテレビを買いました。
 選挙がはじまると、子どもは強力な支援者になります。「ボクの母さんたのむヨ」と、クラスで選挙運動までする子もいます。小中学校で放課後に、「未来の有権者のみなさん、〇〇です。」とこころをこめて演説すると、子どもたちのこころにいつまでも残ります。 子どもも、明確な意思を持つひとりの市民です。

《法律条文》
・〔未成年者の選挙運動の禁止〕 公職選挙法第137条の2
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