2007年 02月 18日 ( 1 )

2002年発行『市民派議員になるための本~立候補から再選まで』(寺町みどり著/上野千鶴子プロデュース/学陽書房)
第7章 これまでの仲間や地域とどうかかわるか?

7‐1 候補者になったら周囲はどう変わるか?

 だれかが立候補するというウワサがまちに出まわりはじめると、その立候補予定者へのまちの人たちの対応は、ガラリと変わります。いつものように役所へ行くと、手のひらを返したように親切な対応をされるかもしれません。なんといっても数カ月後には議員になって自分に権力をふるうかもしれない人ですから、当選して役所に来たときにイジワルされたくないのでしょう。タダの市民のときにはイジワルしていたのに、権力関係が逆転したのです。役所の一般職員の議員に対する見方は、こんなもんです。
 立候補をやめさせたい人たちは、アノ手コノ手であらぬウワサを流し、圧力をかけることもあります。このことは12-8「ネガティブキャンペーンが起こったら」の項目であらためて取りあげます。
 いままで「気が強い、ハッキリものを言うヘンな人」だと思われていたのが、「ヤッパリ議員になる人はちがうね」と評価があがることもあります。こういう反応をする人が意外に多いのにおどろきます。タダの市民なら目立つのは許せないけれど、議員なら自分の意見をハッキリ言う人がよいという、市民の期待があるのでしょう。候補者にことさらに近づいてくる人もいます。きっと当選したときに、利益誘導してほしいのでしょう。
 本人が「わたしはなにも変わらないわ」と思っていても、周囲の見方が変わるということは、立候補を予定した時点で、すでに“タダの人”ではなくなるということです。「議員は権力者」であることを周囲の反応は端的にあらわしています。タダの人ではなくなった立候補予定者の言動は注目されます。候補者自身もこのことを自覚して、運動を組みたてることが大切です。
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