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柳川喜郎「私と地方自治」講演会

昨日は、柳川さんの講演会。
名古屋に早く着いたので、
高島屋の三省堂書店に立ち寄って、
あさ中日新聞「この人この本」に載っていた、知人が書いた、
『軍事組織とジェンダー』(佐藤文香著/慶応大学出版部)を探したがみつからなかった。

金山の都市センターにも、早めに到着。
テレビカメラも来ていて、開会間近には参加者でいっぱい。
さすが、柳川さんのネームバリューはすごい。
主催者の長めのあいさつのあと、
「私と地方自治」をテーマに講演。
話が多岐にわたったので、印象に残ったフレーズを挙げておく。

NHK問題
「信頼の大事さを痛感している。」
「行政も同じだが、トップは全責任を取るべき。」

梶原知事の県政について
「強力なリーダーシップで、三位一体の評価を得たが、裏返せば、強権体質。」
「基本的人権、特に、表現の自由は、守る努力をしないとなくなってしまう。」

基本的な考え方
「民主主義は、時間がかかり、能率が悪く、手数がかかかる。
 しかし、いまある制度の中では一番よい。
 欠陥だらけの制度だが、いま民主主義をほうり出すわけにはいかない。」
「わたしは、戦争は絶対反対。人間の愚行の中で、これほどの愚行はない。」

公職者として必要なこと
「1、公平・公正=フェアであること。2、情報公開。3、説明責任。
 この三つがろっていること。」

合併
「いま地方分権が言われているが、憲法上はもともと、
 国・県・市町村の関係は、上下関係ではなく、対等な関係」
「このままではやっていけない、は、このままでは、いままでどおり、やっていけない、ということ。」
「一番しわよせを食うのは市町村。
 闘う知事会があるなら、闘う市町村長会があってもよいのでは。」

最後に言いたいこと
1「無所属とは、インディペンデント=独立ということ」
2「クリーンハンドの原則-自分の手が汚れていては、お前の手が汚れているとは言えない」
3「沈黙の共謀-沈黙しているということは、共謀しているということと同じ。」
 「おかしいことにはおかしいと声を挙げよう」

(参考)講演の中で触れられた、
梶原岐阜県知事の退任に際しての、
柳川さんのコメント(2005.2.5 朝日新聞)

「ハコモノとイベントが好きな知事だった。
強力なリーダーシップと言うが、裏返せば、
強権的な体質が目につくということ。
産廃処分場へ問題への取り組みも同じだった。
長期政権の弊害がこれから出てくるだろう。」
by midori-net | 2005-02-07 10:31 | 活動
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